各産地とも稲作省力化に邁進といった感じですね。

今日の農業新聞の記事。九州沖縄農業研究センターでの研究実証実験。
稲作は機械化されてるが、それでも作業が一時に集中するので労働的にはしんどい印象がある。

私感では稲刈りはグレンタンク式コンバインが出て以来、大幅に作業性が向上。
刈り取りだけ考えるなら、これ以上の作業性向上余地は小さいような気がする。
あとは籾摺り以降を袋取りするか、フレコン取りするかくらい。

アメリカと日本の稲作の比較をしたところ作業工程上、大きく違うのはやはり田植え部分。
アメリカでは田植機なんか使わず、飛行機蒔き。田植えこそが省力化余地がある。
残された省力化ポイント。だと感じる。

図書館で 昭和農業技術史への証言 第1集を借りて水稲の直播栽培についての研究の歴史を読んだが
決定的技術確率にはなかなか至らなかったようです。
研究自体は戦前から行われてるのにもかかわらず。

そもそも直播栽培が乾田直播から始まったことで、乾田直播こそが直播栽培の本流だという気分があったらしく、ここに拘ったことが直播栽培の実用化されなかった一因とあるようで。
乾田直播できる風土地域が限られている。
湿田を乾田化することは難しいのだ。それに播種時期に雨が降ると作業スケジュールが狂ってしまう。
菜種梅雨とかあるし。
今では乾田V字直播もあるが、一旦、代掻きして田面を固めてから播種する。作業機も専用播種機で大産地用といった感じ。

やっぱり、田植えと言う作業の何をやりたくないかというと、籾蒔き、苗代に苗箱並べる。
苗運び。この3つ。代掻き、田植えはどちらかと言うと楽しい作業だが前の3つは個人的に嫌い。
この作業を一家総出とか親戚一族や、パートさん雇用とかでこなすといった具合で。
ここを無くしたい。

すると代掻きして植地を作る。
代掻する意味として草管理よりも漏水予防の方が大きい。漏水田では水管理に苦労する。漏水田になると雑草が手を付けられないくらい生えてくる。

そんなこんなで代掻き作業は省けない。代掻きしてしまうと、トラクターは入れなくなるので田植機みたいな機械を使うことになる。
それとも代掻きしながら播種する?
それで発芽する?どうなんだろう?そう言う記事も農業新聞で読んだことあるが、飼料米の記事だった。

ここ、2,3年ほど試している鉄コーティング籾を手持ちの側条施肥機にて播種するのが一番合理的かと考えている。これなら普通の田植機としても使えるし。
鉄コーティングと言っても点播にこだわる必要は無いと思う。乾田V字直播だって点播ではなく条播だからだ。

問題は発芽、苗立ちを良くすること。草の問題やジャンボタニシの問題も鉄コーティングにはあるが、うちの場合それよりもまず発芽向上だ。
良く、鉄コーティング直播のマニュアルにある、播種後のヒタヒタ水管理だが、個人的にあれは駄目じゃないかと実感した。
全く発芽が揃わない。
普通の苗代だって一旦、苗箱に水をつけた後は苗箱の上に覆いをして水分の蒸発を抑える様な感じにしておいてから、水を切って、苗箱を蒸し風呂状態な感じにすると発芽がそろうんじゃないか?
発芽には水分と酸素が必要であって、ヒタヒタ水管理では酸素が不足すると感じた。皿の上でのヒタヒタ水管理では発芽も揃いやすいが泥、土の上でのヒタヒタ水管理は全く違うと実感した。

積極的に酸素を補充するために落水発芽させる必要があると思う。カルパー直播でさえ、落水発芽させてるくらいだから。
その上で籾の水分が飛ばないような工夫があれば良いのでじゃないか?

仮に落水してから太陽シートなんかで覆うと素晴らしく発芽が揃うと思うが、そんなことは非合理的。
籾を落としてから軽く覆土する?苗代用の粒状の土なんかで。
それとも籾に高分子吸水ポリマーとかコーティングする?環境負荷高いので即却下になりそう。

要は直播したあと、苗代の苗箱の状態にしてやれば発芽は揃う。水はOK。あとは酸素。

出来ることなら鉄コーティングも省きたい。籾だけでやりたい。

て言うか!代掻きした田んぼを床土を敷いた苗箱に例えて、その上に籾を蒔き(直播)、籾蒔きに使う土で覆土してやる。その後、入水して落水する。

どうだ???