農業の知恵を活かした水漏れ対策：畦塗りで畦畔の法尻を保護
農業を営む私たちにとって、水は命の源です。しかし、田の水管理においては、水漏れが大きな問題となることがあります。特に畦畔の強化は、効率的な水管理を実現するために重要です。最近、私は農研機構の乾田直播のマニュアルを読んでいた際、畦塗りのページに目が留まりました。
畦塗りは、畑の畦（あぜ）に土を盛り上げ、形を整える作業です。これにより、水が畑の外に流出するのを防ぐと同時に、根への水分供給を均等にします。驚いたことに、マニュアルにはトラクターのタイヤ圧力を利用して畦畔の法尻（ほうじり）を踏み固める方法が記載されていました。法尻とは畦畔の斜面のことで、この部分を踏み固めることで漏水を防ぐことができるそうです。
実践への応用
今年の農作業では、この畦塗りの技術を取り入れることにしました。具体的には、畦を整えた後、トラクターを使って法尻をしっかりと踏み固めます。これにより、畦が安定し、水は畦内に留まりやすくなるはずです。
まとめ
畦塗りは古くからある農業技術ですが、常に新しい発見があります。このような小さな工夫が、私たち農業者にとって大きな違いを生むことがあります。法尻の踏み固めによる漏水防止は、水資源の有効活用にもつながり、より持続可能な農業への一歩と言えるでしょう。
私たちは常に学び、改善を続けることで、より良い農業実践を目指していきます。
