玄米を美味しく炊くコツ:炊飯器、土鍋、圧力鍋の使い方完全ガイド

最終更新日 2023年12月21日 by やまふじ農園

玄米
玄米

玄米の炊き方

玄米を美味しく炊くためには、炊飯器、土鍋、圧力鍋の使用方法を理解することが重要です。

玄米は白米と異なり、硬い質感となるため、適切な水加減と炊き方が求められます。土鍋や圧力鍋を使用すると、もちもちとした食感を出すことが可能です。

炊飯器での炊き方

  1. 玄米の計量
    • 炊く量に合わせて玄米を計量します。通常は、1人前につき約1合(約150g)の玄米を使います。
  2. 玄米の洗米
    • 洗米は、玄米の表面の汚れやぬかを取り除くために重要です。やさしく数回洗い、水が透明になるまで続けます。
  3. 浸水時間
    • 玄米は硬いため、十分に吸水させることが大切です。一般的には、最低でも30分から1時間、理想的には数時間から一晩浸水させます。
  4. 水の量
    • 玄米は白米よりも多くの水を必要とします。炊飯器の玄米用の目盛りを参考に、適量の水を加えます。水の量は、通常の白米よりも多めにするのがポイントです。
  5. 炊飯器での炊飯
    • 炊飯器に玄米を入れ、設定を玄米モードにします。玄米モードがない場合は、長時間炊飯モードを選んでください。
  6. 蒸らし時間
    • 炊き上がったら、蓋を開けずに10分から15分程度蒸らします。これにより、余熱で米粒がふっくらと仕上がります。
  7. ふっくらさせる
    • 蒸らし時間が終わったら、しゃもじで優しくかき混ぜて、均一に熱を行き渡らせます。
  8. 味の調整
    • 味の調整は好みに応じて。塩を少し加えると味が引き締まります。

玄米は白米に比べて硬く、独特の食感があります。炊飯器での炊飯は手軽でありながらも、浸水時間や水の量の調整が重要です。慣れるまでは少し試行錯誤が必要ですが、自分好みの食感に仕上げることができます。また、玄米はその栄養価の高さで知られており、健康的な食生活に貢献します。

土鍋での炊き方

浸水時間までは炊飯器の時と同じです。

  1. 土鍋の準備
    • 耐熱性の土鍋を使用します。土鍋には先に水を入れておき、浸水した玄米を加えます。
  2. 水の量
    • 土鍋の玄米用の目盛りがない場合は、一般的に玄米1合に対して水を2合(約360ml)程度加えます。水加減は、好みの硬さによって調整してください。
  3. 炊飯
    • 土鍋の蓋をして強火にかけます。沸騰したら中火にし、さらに20〜30分程度炊き続けます。火加減は土鍋の種類によって異なるため、様子を見ながら調整します。
  4. 蒸らし時間
    • 炊き上がったら火を止め、そのまま10〜15分程度蒸らします。これにより玄米がふっくらと仕上がります。
  5. 仕上げ
    • 蒸らし時間が終わったら、しゃもじで優しくかき混ぜて、均一に熱を行き渡らせます。

土鍋で炊く玄米は、炊飯器で炊くよりも時間と手間がかかりますが、風味が豊かで食感が良く、玄米特有の美味しさを引き出すことができます。また、炊飯の過程で火加減の調整が必要ですが、これによって玄米の硬さや風味を自分好みに調整することが可能です。玄米の独特な風味と栄養価を楽しみたい方には、土鍋での炊飯がおすすめです。

圧力鍋での炊き方

浸水時間までは炊飯器の時と同じです。

  1. 圧力鍋への移し替え
    • 浸水した玄米を圧力鍋に移します。
  2. 水の量の調整
    • 圧力鍋での炊飯では、水の量を調整することが重要です。一般的には、玄米1合に対して水を1.5〜2合(約270〜360ml)程度加えます。圧力鍋の種類によって適量は異なる場合があるため、メーカーの指示に従ってください。
  3. 圧力鍋での炊飯
    • 圧力鍋の蓋をしっかりと閉め、中火にかけます。圧力がかかった状態で15〜20分程度炊き続けます。
  4. 圧力の自然放出
    • 炊き上がったら火を止め、圧力が自然に下がるまで待ちます。この時間も蒸らしの役割を果たし、米をふっくらさせます。
  5. ほぐし
    • 圧力が下がったら蓋を開け、しゃもじで優しくかき混ぜて均一に熱を行き渡らせます。

圧力鍋での玄米炊飯は、炊飯器や土鍋に比べて短時間で済み、また玄米特有の硬さを柔らかくすることができます。圧力鍋を使うことで、玄米が持つ栄養素を逃さず、美味しく仕上がります。ただし、圧力鍋の種類によっては水の量や炊飯時間に違いがあるため、ご使用の圧力鍋の取扱説明書を参考にすることをお勧めします。

玄米炊飯のよくあるトラブルと対処法

玄米炊飯での一般的なトラブルには、玄米が硬く炊けたり、べちゃべちゃになったりすることがあります。

玄米は白米とは異なり、そのままでは水を吸収しにくく、適切な浸水時間や水加減が不可欠です。また、玄米は白米に比べて米粒が崩れにくいため、調理方法を調整することが可能です。

  1. 硬く炊けた場合の対処法:
    • 少量の水を加えて炊飯器で再加熱するか、電子レンジで加熱します。目安としては、玄米2合に対して大さじ1程度の水を加えるのが良いでしょう。
    • 玄米が冷凍状態の場合は、軽く水をふりかけて電子レンジで加熱すると、柔らかくなります。
  2. べちゃべちゃに炊けた場合の対処法:
    • 鍋で弱火にかけて水分を飛ばす、または電子レンジでラップなしで加熱しながら水分を蒸発させます。
    • また、べちゃべちゃに炊けた玄米はリゾットなどのアレンジ料理に活用することもできます。例えば、豆乳やトマトピューレを加えてリゾットにすると美味しいです。

玄米炊飯のトラブルは、水加減と浸水時間に気をつけることで予防できます。もし失敗しても、上記の対処法を試すことで美味しく食べることができます。

玄米ご飯のおすすめレシピ

  • さんま缶と玄米の炊き込みご飯
    • 圧力鍋を使用して浸水時間や調理時間を短縮。
    • 缶詰の汁を利用して調味料は控えめに。
    • さんまは小さな子供や年配の方にも食べやすい​​。
  • 玄米と根菜の炊き込みご飯
    • 具だくさんで食感の違いを楽しめる。
    • ごぼう、にんじん、エリンギ、牛肉を使い、味付けに酒、醤油、みりん、砂糖を加える​​。
  • エビとタケノコの和風パエリア
    • ホットプレートを使った簡単レシピ。
    • 玉ねぎ、エビ、タケノコを使用し、バターで炒める。
    • 玄米と白米を混ぜて使用​​。
  • さんまのかば焼きご飯
    • 缶詰のさんまの蒲焼を使った簡単レシピ。
    • 圧力鍋で炊き上げる。
    • 生姜の千切りを加えるとさらに美味​​。
  • マイタケの炊き込みご飯
    • マイタケやしめじを使用し、秋にぴったり。
    • 玄米と白米を混ぜて使用し、塩、だし汁、醤油、酒、みりんで味付け​​。

関連製品の紹介

玄米を美味しく炊くための関連製品として、玄米専用の炊飯器が重要な役割を果たします。これらの炊飯器は、玄米の炊き上がりを最適化する機能を備えており、健康的な食生活を送るのに役立ちます。以下に紹介する製品は、特に玄米を美味しく炊くことに特化しているモデルです。

  1. パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器 Bistro SR-V10BA
    • 高火力と多様な炊飯モードを備え、73種類の銘柄炊き分けが可能です​​。
  2. 象印マホービンのIH炊飯ジャー 極め炊き NW-VE10
    • 「豪熱沸とうIH」機能により、高火力でしっかり炊き上げ、30時間まで美味しく保温することができます​​。
  3. タイガー魔法瓶の土鍋圧力IHジャー炊飯器 炊きたて JRX-T100K
    • 土鍋特有の遠赤効果を活かし、お米の甘みを引き出します​​。
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