最終更新日 2024年1月11日 by やまふじ農園
はじめに:にじのきらめきとは?
にじのきらめきは、高温耐性と病気抵抗性を備えた新品種のお米です。コシヒカリのような人気品種に匹敵する、またはそれを上回るおいしさが期待されています。この品種は、暑さに強く、高い品質と収量を保持することから、近年の温暖化に適応した理想的な水稲品種とされています。
特徴:大粒で食感が良い
にじのきらめきは、飲食店で使用するにあたり魅力的な特性を数多く持つ新しいお米の品種です。
この品種の主な特徴として、大粒で食感が良く、もっちりとした食感と強い甘みが特徴です。
さらに、濃い味の料理との相性が良く、粘りのバランスが良いため、冷めても美味しいです。
これは、お弁当やおにぎりにも適していることを意味します。
飲食店での利用においては、にじのきらめきはその食感と味わいのため、多様な料理に適しています。和食、洋食、中華料理、丼物など、様々なメニューにマッチするお米として推奨されています。大粒であることから、見た目の美しさもあり、料理の一部としても楽しめます。
このように、にじのきらめきはその優れた特性により、飲食店での多用途に適しており、料理の質を高めるだけでなく、コストの低減にも寄与する可能性があります。
主婦の方々にとって、このお米は日々の料理に新たな選択肢を提供し、その多様な料理に対応できる特性は非常に魅力的です。見かけた際にはぜひ試してみてください。
倒伏に強く収量が多い
この品種は、丈が短く倒伏しにくいため、災害時でも稲刈り作業がしやすいです。また、他の品種に比べて収量が多いため、効率的な栽培が可能です。
稲は穂を付けると重心が高くなるので倒れやすくなります。ちょうど穂をつけた時期は台風の季節でもあるので倒れる確率が高くなります。
倒れると、穂の成長が悪くなり、玄米の品質の低下の主原因となります。
稲作にとって倒さないことは最重要ポイントです。
だから倒れにくいにじのきらめきは、非常に大切な品種です。
病気に強い
イネ縞葉枯病やいもち病など、多くの病気に強い耐性を持っています。これにより、農薬の使用を減らし、低コストでの栽培が可能になります。
生産者にとっては作りやすく、減農薬栽培も可能な心強い品種です。
高温耐性
にじのきらめきは、高温耐性のあるきぬむすめの血を受け継いでいるので高温による白未熟粒の発生が少なく、温暖化の影響を受けにくい品種です。これにより、品質の安定と食味の維持に実績があります。
また出穂時期も8月上旬ときぬむすめの出穂(8月中旬)より早く、出穂してから2週間が一番高温の影響を受けやすい時期になります。
しかし、もっとも気温が高いこの時期でもにじのきらめきの高温耐性は非常に優れています。
やまふじ農園にとっての,にじのきらめき
やまふじ農園では現在3種類のお米を栽培しており、その一つがにじのきらめきです。
お米の収穫も適期に収穫することが品質を落とさず、良いお米を収獲する最低条件となります。
1日に可能な収獲量と・乾燥調整作業量が少ない農家が作付け面積を増やそうと思うと1種類の稲だけではなくて、収穫時期の違う数種類の稲を組み合わせて適期の収穫時期を延ばす必要があります。
やまふじ農園では、きぬむすめ、にこまるを作付けしてましたが、栽培面積が増えるにつれて、もう1種類増やして収穫時期の平準化を考えてました。
にこまるの後に収穫できる品種にすることを考えてましたが、海老芋の収獲を11月には開始しなけらばならない為、きぬむすめより早く収獲できる品種を探してました。
きぬむすめより早く出穂する時期は気温がとても高く、高温障害が出やすいため、なかなか良い品種が見つかりませんでした。
そこににじのきらめきの記事を見つけて早速、種籾を購入して作付け収獲したところ高温障害が少なく、品質的には非常に満足できる内容でした。
こうして、やまふじ農園では、にじのきらめき、きぬむすめ、にこまるの3種体制をとってます。
まとめ
にじのきらめきは、その大粒で美味しい食感、高い収量、病気への強い耐性、そして高温耐性により、今後の日本の米作りにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。特に主婦や飲食店の方々にとっては、安定した品質と供給を提供する理想的な選択肢となるでしょう。