
ヤマノイモを試し掘りしてみた。
8月はヤマノイモを植えた一帯が草で埋もれる感じだった。
しかし、写真の様な結構良いんじゃないかと思えるヤマノイモが出てきたことに驚き興奮した。
昨年の栽培より、3点ほど改良した。
今年は畝潅水出来ない所なので、潅水は雨水のみ。
自分の考えを実証するため、今作は肥料は、無し。無肥料。
自分の考えに自信が持てた。
ヤマノイモの生産に肥料が要らないとは、思ってないが肥料より、もっと大事なファクターがあるというのが自分の考え。
しかし今日収穫したのが奇跡の1個かも知れない。
11月に入ったら全部収穫。
それである程度結果が出ると思う。
今年始めには父親にヤマノイモは、もう、止めろと言われた。
どうも、父親はヤマノイモが気に入らないらしい。
自分の栽培方法が納得いかないらしいのと、結果がまだついて来ないのが原因だと思う。
しかしながらここで、止めたらもう終り。
確かに巨椋池の土質はヤマノイモには適していない。
ヤマノイモは土質を選びすぎる。
だから、京野菜ヤマノイモの府内の生産地は限られている。
主だった産地は丹後と八木くらいか。
しかし何とか市場出荷可能レベルまでのヤマノイモを生産したい。
ヤマノイモも収穫出荷作業はしんどいが、海老芋よりは楽に思える。
それと保存期間が海老芋より格段に長く神経も使わないと良いように考えられる。
非ヤマノイモ生産農家の外野からの意見だけれど。
生産には海老芋で使ってる機械を流用できる気もする。
何とかヤマノイモを生産したい。
敷き藁効果無く草だらけ。
緊急にマルチして対応する。
マルチ作業してくれた母親に感謝。
来年は始めからマルチする。
マルチで行くとすると追肥をどうするか考えなければならない。
全量元肥で行くか?
畝中央に割り肥で行くか?
とにかく来年はマルチ栽培する。
ヤマノイモの芽だしをする。
種芋サイズの芋をカゴに入れて摺り糠を入れ水をかけ育苗器に入れてみた。
設定温度は31℃にした。

昨年、ヤマノイモの苗を作る時に余った種芋をハウスの横に密植しておいた。
無肥料、ほったらかし。
今年用の種芋が出来ていた。
小さくても割れがあった。
概ね丸かったが期待した程ではなかった。

ヤマノイモを収穫しました。
今年は猛暑でしたが、昨年より良かったです。
昨年がダメダメだったので当たり前か。
昨年は栽培方法の模索でいろいろ実験段階だったし。
今年は昨年の茄子地の後にヤマノイモを定植したので無肥料のところでもそれなりに、穫れた。
他の条件のところよりちょっと小ぶりだったが形は良かった。
この程度の大きさなら市場出荷用には充分かなと思った。
畝の奥の方が形の良い芋が多かった。
小口は形のいびつな芋が多かった様に思う。
また、極端に又分かれの芋も結構あった。
全体の3割程度。
この又分かれの芋も奥の方は少なかった。
奥と小口で何が違うのか?
考えられるのは畝間灌水するときの水の量か?
畝間灌水するときどうしても奥まで水が到達するのに時間がかかる。
奥まで充分に水を灌水したかったが、そのころには小口は水のやりすぎ状態になっているため、灌水を止めてしまう。
よって畝の奥と小口では水の量がずいぶんと違うと思う。
この状態は肥料の効き方にも影響するはずだと思う。
肥料が多いと形が悪くなると言うことではないだろうか?
来年は小口はいっそのこと無肥料でやるか、肥料成分が切れやすい化成であっさり作ってはどうか?
やはり芋が太るだけの光合成に必要な葉っぱさえ確保したら良いのではないか?。
今年は結局、茄子地でスターとしたこともあって、元肥無しの追肥1回で作った。
それでも畝の小口、中央部では非常に大きな芋が出来た。形は良いものと悪いのと半々くらい。
ヤマノイモはそんなに肥料を必要としないのではないだろうか?
そんな感じがした。
来年はどういう方針で行くか?
どの後作にしても元肥なしでスタート。
あとは、まだ考え中。水のやり方、追肥の仕方、芋の植え方、敷き藁でいくかマルチでするか。などなど。

肥料の違いが出て来た。
籾殻鶏糞堆肥が一番葉が密生しておりボリュームがある。
無肥料が一番葉の密生が少ない。
化成肥料はその間。
化成肥料はもう一度追肥する予定。

父親が嫁さんに釜でヤマノイモの除草だらしい。
母親が「気をつけなヤマノイモの軸まで飛ばすで。」と言ったのでその事を言いにヤマノイモの畑まで行ったら既に4本、軸が切れていた。
(・_・)エッ….?号泣
その軸の切れたヤマノイモを掘ってみると、握り拳よりちょっと大きい程になっていた。
このヤマノイモは明日の食卓に上ります。
僕個人的にヤマノイモの除草はそんなに必要ないと思っております。
芋が太るのは葉と日光による光合成によってで、肥料によるものではないと思うのです。
肥料は葉を茂らし光合成を多くさせ澱粉を多く生産させるためで。
葉が覆い茂ってからの除草に必要性を感じないのです。
それどころか畝に生えた草は畝の水分の安定化に無くてはならないはず。
水分が多いときは草の葉からの水分の蒸散で畝から、水分を減らし、カンカン照りの時は畝を陰にすることによって、土中水分の蒸発を押さえてくれると考えるからです。
だから今年はもう一方の畝の草を刈らずにしておこうと思います。

今年はヤマノイモ2畝作ったが、両方で20株程枯れ上がっていた。
枯れ上がった所を掘り返してみるとテニスボール大にヤマノイモが成長していた。

カンカン照りが続いているので、畝間潅水する。
やりすぎは枯れる、腐る、病気の原因になるので注意する。
予定通り?雷雨が降り、晴れてきたので、ヤマノイモの比較用追肥作業をした。
先ほどの雷雨は凄い稲光でした。
私は雷は非常に苦手でハウスの中に閉じこもっていましたが、帰宅中の高校生は合羽を来て自転車に乗り笑いながら、稲光のする方へ帰っていきました。
恐るべし高校生。若さは素晴らしい。
今日は主に化成を使っての追肥。
手前20株を尿素で、奥20株を千代田15-14-9で株間に追肥した。
尿素は親指、人差し指、中指で摘める程度を2振りした。
千代田は、4本指に軽く乗る程度を1回振り掛けた。
夕立3日のことわざ通り行けば、明日で3日目。
それで梅雨も終わり。
そういえば今日は祇園祭の宵山だなぁ。
京都市内で専業農家として海老芋を始め様々な野菜を栽培しています。野菜は新鮮さが命。直売で新鮮さ野菜を消費者の方に!