今年用の光合成細菌を仕込む。

最終更新日 2014年5月18日 by やまふじ農園



以前から現代農業などで光合成細菌の記事をみて興味があった。
昨年、いろんな本、雑誌、ネットで光合成細菌の増やし方を調べた。
いろんな方法があるのだが特殊な資材や、我々では入手が難しい資材が結構あり、また、多数の資材を使うやり方など読んでるうちに挫折しそうなのが多かったように思う。

また、これはいけるかなと思うのでも、実際やって失敗が多かったり。

結構、増殖方法に相性があるのかも知れない。

調べた中で一番簡単で成功率が高いものが下記のような献立。

20リットル用
光合成細菌原液 500cc
粉ミルク 5g
重曹 50g
クエン酸 20g

これを20リットルの液肥バックに入れて水を入れる。

コツは光合成細菌はケチらない。
効率良く増殖させようとして100ccとかにすると失敗が多かった。
光合成細菌、粉ミルク、重曹を先に液肥バックに入れて水を満水近くにし、最後にクエン酸を入れて水で満水にする。
クエン酸と重曹をいっしょにいれて水で満水しようとするとクエン酸と重曹が反応して二酸化炭素がどんどん生成してしまい満水までに多くの二酸化炭素がなくなる可能性があること。
二酸化炭素は光合成細菌の重要なエネルギー源の一つなので無駄にはしたくない。

調整直後は粉ミルクの白い色だが、だんだん赤みを帯びてくる。

今日は昨年増殖した光合成細菌の残りを利用した。

昨年、海老芋栽培で畝間に米ぬかをまいて水を入れたらとても臭くなった。
そこで光合成細菌を入れたら悪臭が全くしなくなった。
これには驚いた。
もともと成長が悪いところに米ぬかをまいたのだが、この米ぬかをまいた畝の海老芋は非常に良かった。

この経験もあって今年も光合成細菌を使いたいです。使うつもりです。

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