きぬむすめの魅力と特徴: 日本の食文化を彩る極良食味品種

最終更新日 2023年12月28日 by やまふじ農園

きぬむすめ
きぬむすめ

はじめに

日本の食文化にはお米が不可欠です。その中でもきぬむすめは、近年注目を集めている品種です。
コシヒカリと並ぶ極良食味品種でありながら高温耐性をもつ貴重な品種です。

きぬむすめの特徴

きぬむすめは、キヌヒカリと愛知92号(祭り晴)の交配によって生まれた品種です。
主に島根県での栽培が著しいものの、大阪府や鳥取県など西日本の他地域でも普及しています​​。
その特徴としては、ツヤと白さが際立ち、粘りが強く、やや柔らかめの食感と、淡白であっさりした味わいにあります。
そのバランスの良い風味とほのかな甘みは、おにぎりやお弁当にも最適で、冷めても美味しさを保つことができます​​​​​​。
また、炊き上がりの美しさも魅力的で、その粒立ちは、キヌヒカリの美味しさを兼ね備えています​​。
きぬむすめは、タンパク質やアミロースの含有量を測る食味スコアで「コシヒカリ」と同等の数値を叩き出していることからも、その品質の高さが伺えます。また、このお米は、様々な和食や洋食にも合い、特に親子丼などの少し味が濃いめの和食にも良く合います​​​​。

きぬむすめの栽培地域

主な栽培地域は、中国地域を中心に、兵庫、鳥取、岡山、山口などがあります​​。地域によって味に微妙な違いが生まれることも、この品種の魅力の一つです。
兵庫県南部、鳥取県、岡山県、山口県西部などで特に評価が高く、特Aランクを獲得しています。
きぬむすめはコシヒカリなどと比べると刈り入れ時期が遅く、他のお米と農作業の時期を分散できる利点があります。
また、米の品質が非常に良く、近年ますます人気が高まっている品種です​​​​。

きぬむすめの利用方法とレシピの紹介

きぬむすめは、炊き上がりの美しさでも知られており、その美しい粒立ちと輝かしい白さが特徴的です。
柔らかく、もっちりとした食感があり、冷めても甘くやわらかい味わいを楽しめます​​。、炊き上がりの美しさや粒感、バランスの良い粘りなどが特徴です。
比較的、淡白であっさりした味わいなので和食から洋食まで、さまざまな料理に合うのがこの品種の特長です​​。

きぬむすめの消費者の評価

市場での評価は高く、特に鳥取県産のきぬむすめは、特Aランクを獲得するなど、品質の高さが認められています​​。また、その価格のリーズナブルさも、消費者にとって魅力的なポイントです。きぬむすめは品質の高さでも知られており、鳥取県産のものは2013年に初めて米の食味ランキングで特Aを獲得し、その後も連続で特Aを獲得しています。山口県産のものも、2015年から3年連続で特Aを獲得しています​​​​。
やまふじ農園では、きぬむすめを直売してますが、お客様の評価は上々で美味しいのはもちろんの事、食べやすいとの評価を多く頂きます。とくにご年配の方に人気があり、評価が高いです。
加齢による影響で飲食物が飲み込みにくくなりますが、きぬむすめの柔らかさは喉越しがよく、飲み込みやすく食べやすいみたいです。

栽培農家としての感想

きぬむすめ、にこまる、なつほのか、にじのきらめき系統図

きぬむすめは近年注目集めている高温耐性品種のパイオニア的な品種です。きぬむすめからにこまるが生まれ、にこまるからなつほのかが生まれなつほのかからにじのきらめきが生まれました。

そういう意味においてもきぬむすめは非常に貴重な品種だといえます。
きぬむすめの系譜は優秀な品種ばかりです。

きぬむすめの親はキヌヒカリと祭り晴ですが、両者に高温耐性はありません。
そういう意味においてきぬむすめは奇跡の品種と言っていいと思います。

やまふじ農園は京都市の南端に位置し夏は、全国屈指の高温地帯で夜温も下がりにくい地域で最近のお米作りには苦労する土地です。
そんな中、きぬむすめは最初に導入した高温耐性品種です。キヌヒカリが今からかなり昔に当地では高温で栽培困難になり、代替え品種としてヤマヒカリを2年ほど作りましたが、同割れが多く、乾燥作業に神経を使う品種で栽培を断念し、きぬむすめに行きつきました。

まとめ

きぬむすめの美味しさと多用途性は、日本の食文化におけるお米の重要性を改めて認識させます。この品種は、日本のお米の多様性と伝統を象徴する一例と言えるでしょう。
また温暖化で夏の気温上昇が顕著な中、高温耐性を持ち、良食味のきぬむすめは時代にあった品種と言えます

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