2024年マイコス米試験栽培記録:新技術による水無し米作りの挑戦

最終更新日 2024年5月19日 by やまふじ農園

はじめに

今年もマイコス米栽培に挑戦しようとしている。昨年に続き、試行錯誤を繰り返しながら、この新しい技術を駆使して米作りに挑戦する。今年の栽培計画、そしてその進捗を記録していく。

マイコス米とは

マイコス米とは、籾種にマイコス菌(菌根菌)を接種することにより、根を活性化させて水無し技術で栽培するお米のことを指す。田植え機を使用せず、苗の準備も不要という画期的な技術である。

昨年の振り返り

昨年、Facebookを通じてマイコス米の存在を知り、試験栽培を行った。海老芋畑の端に畝を作り、マイコス菌を接種した籾を播種した。順調に成長し、出穂まで確認できたが、畝での栽培だったため、収穫にコンバインが使用できず、手刈りが必要となったため、出穂の確認後に草刈り機で刈り倒した。

昨年のマイコス米(きぬむすめ)8月16日撮影
昨年のマイコス米(きぬむすめ)の様子海老芋畑の隣に作りました。写ってる水は海老芋用の畝間潅水です。

今年の計画

今年は再びマイコス米の試験栽培に挑戦する。昨年の経験を踏まえ、いくつかの改善点を取り入れた。

  1. 品種の変更 昨年使用した「きぬむすめ」から「にこまる」に変更した。きぬむすめは高温耐性があるが、水無し栽培ではシラタ(乳白米)の心配があったため、出穂が遅く高温の影響を受けにくいにこまるを選択した。
  2. 栽培方法の改良 畝栽培をやめ、平地に播種してコンバインでの収穫を目指すことにした。

栽培の進捗

5月6日 マイコス菌を接種した種籾を播種機を使って播種した。昨年はマイコス菌500倍希釈、イーストガード2000倍希釈、K3 8000倍希釈、アイアンガード2000倍希釈の液を種籾に散布して接種したが、今年はYouTube動画を参考にしてナイロン袋に籾種1kgとマイコス菌5gを入れて撹拌する方法を採用した。この方法は昨年よりも簡便だった。

5月19日 ようやくマイコス米の発芽を確認した。

結論

今年も新しい技術と工夫を取り入れたマイコス米栽培に挑戦している。昨年の失敗を糧に、品種の変更や栽培方法の改良を行い、順調に進んでいる。今後も成長と収穫の状況を追記し、記録を続けていく予定である。

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