最終更新日 2016年2月14日 by やまふじ農園
2月12日の海老芋出荷で今シーズンの海老芋市場出荷は終わった。
昨シーズンは海老芋の市場相場も低調気味で、なおかつ栽培上の不手際で非常に低迷したシーズンだったが
今年は昨シーズンに比べて良かった。
相場が昨シーズンより良かったので、それにだいぶ助けられた感じ。
海老芋の形は栽培当初の目論見とは違ってしまい、今年も満足行く形は少なかった。
しかしそんな中で、中値以上が多かったのが今年の収穫だった。
また競りで12月に高値の90%の価格を取得出来たのは大きな自信につながった。
昨シーズン途中で見なおした選別作業過程と磨き作業を今年も継続した。
今年そのやり方が間違っていなかったと自信がついた。
磨き作業に関しては今シーズン終盤新たな方法を思いつきやってみた。今までのやり方と綺麗さはちょっと落ちる気がするが、
人によって出来不出来の差が小さいのが良いと思う。磨き作業をパートさんとかにお願いするには良い方法だと思った。
海老芋農家として磨き作業をパートさんにお願いするのはとても勇気のいることだが、この方法なら任せる事も可能かもしれないと思った。
今シーズンの高相場の一番の要因は静岡産海老芋の出荷量の少なさであると思う。市況を見る限り昨シーズンでは2月下旬でも潤沢に入荷していたにもからわらず、今シーズンは1月で、既に入荷の少なさを感じた。
静岡産海老芋に何があったのか興味がある。
まあ、今シーズンの海老芋相場が高かったので作付面積は増えて来シーズンの海老芋相場はおそらく低調な相場となると思う。
また昨シーズンの低迷相場で今シーズンの作付量が減ったゆえの今シーズンの高相場だったと思う。
よって来シーズンの低迷相場でも生き残るべく形の良い海老芋を作ることが第一の課題となる。