最終更新日 2016年10月10日 by やまふじ農園
今年は新たな試みとして、伏見とうがらしの畝に白マルチの上に稲わらを敷き詰めることにしました。これは、夏場の地温を下げることを目的とし、また尻腐れ問題の防止を意図したものです。この方法は母親のアイデアから生まれ、何か新しい解決策を模索することになりました。
試みた結果として、尻腐れの発生は例年と同じ程度に見られ、夏場の植物の成り(実のつき具合)はやや減少しました。しかし、一方で青枯れ病の発生は1本のみと、これは例年に比べて若干良い結果が得られました。この結果が統計的に有意な差と言えるかは微妙なところですが、少なくとも一部の病気に対しては効果があったことを示唆しています。
農業では、一年に一度の試行しかできないため、確かな結果を得るには長期間のデータが必要です。しかし、このような新しい試みが、将来的にどのような影響をもたらすかを探る一歩となることは確かです。今後も異なる方法を試しながら、最適な栽培技術の確立を目指していきたいと考えています。