最終更新日 2025年11月1日 by やまふじ農園


こんにちは、やまふじ農園の山本です。
10月20日に播種した今年最後のヘアリーベッチが、元気に発芽してきました!小さな緑の芽が顔を出している様子を見ると、来年のお米づくりがもう始まっているんだなと実感します。
ヘアリーベッチって何?
ヘアリーベッチは、マメ科の植物で「緑肥作物」と呼ばれる作物のひとつです。食べるために育てるのではなく、土を豊かにするために育てる植物なんです。
マメ科の植物には、空気中の窒素を土の中に取り込む特別な力があります。この窒素は、稲が育つために欠かせない栄養素。つまり、ヘアリーベッチを育てることで、自然の力で田んぼに肥料を作っているようなものなんですね。
冬から春へ、ゆっくりと育つヘアリーベッチ
今発芽したヘアリーベッチは、これから冬の間にゆっくりと成長していきます。寒い京都の冬を越えながら、根をしっかりと張り、春には紫色のきれいな花を咲かせます。
そして春、稲を植える前にこのヘアリーベッチを田んぼにすき込みます。すき込むというのは、育った植物を土に混ぜ込むこと。土に還ったヘアリーベッチは微生物に分解され、稲にとっての自然の肥料となるのです。
環境にやさしい農業を目指して
やまふじ農園では、化学肥料にできるだけ頼らない、環境にやさしいお米づくりを心がけています。
化学肥料を使わないことで:
- 土の中の微生物が豊かになります
- 地下水や川への環境負荷が減ります
- 土本来の力が保たれ、持続可能な農業ができます
少し手間はかかりますが、この土づくりこそが、美味しいお米を育てる基本だと考えています。
2026年のお米へ向けて
小さな芽から始まる、来年のお米づくり。
ヘアリーベッチが育ち、春に土に還り、その栄養で稲が育ち、秋には新米となる。この自然のサイクルを大切にしながら、今年も丁寧にお米づくりを続けていきます。
来年も、皆さまに美味しいお米をお届けできるよう、今から土づくりに励んでいます。
どうぞお楽しみに😊


コメント